綴る人。

日々の感情を綴る。

日々、アイロニー。

変化のない日が続いているような気がする。一日生活していれば、何かの出来事に遭遇することはある。例えば、タンスの角に小指をぶつけるとか、後ろから煽ってくる車に対して悪態を吐くとか、些末な出来事や変化は確かにある。しかし、何かしら自分の生活や性質に変調をもたらすようなイベントには、最近遭遇していない気がする。その事も影響してか、一日の時間の流れが早い気がしてならない。

感受性が磨耗していっているのか、或いは本当に以前よりも変化が乏しい毎日になってしまったのか。

以前、「日々の生活の中で、感情が平板化しているような気がする。」と友人が話していた。その時は自身を顧みずに頷いていた。

 

年齢も四半世紀を越えて30代に差し掛かっている。このまま時間が早く経過していき、いずれは自分の感情も平板化していくのだろうか。それでは単なる早送りロボットである。

 

ウイーンガシャ、ウイーンガシャ。

 

そんなのは嫌だと、20代の自分は思っていただろうか。

焦燥感さえ募っていないように感じる自分に、ちゃんと血は流れているのだろうか。甚だ疑問である。