綴る人。

日々の感情を綴る。

ニ季に想いを馳せる。

冬は寒い。心も少し感傷的になりやすい。寒い季節にさしかかってくると、植物が色褪せて枯れてきたり、昆虫や動物の活動性も暖かい時期に比べて乏しくなる。今までそこにあったものが、無くなったり衰えたところを目のあたりにするで、人間の精神的な面もなんとなく寂寥感に浸るのだろうと、そう考える。

20代までは夏が好きだった。強い日差しの下で汗をかきながら何かに熱中する。しかし、途中で集中が途切れて投げ出す。投げ出しながらもなぜか高揚感は強くあり、明るい表情は衰えない。そんな季節が好きだった。

 

今は逆転している。年齢を経ると、こんなにも寂しさに魅力を感じるものなのかと思う。この感覚が再度逆転することは、恐らくないだろう。寒波によって急激に温度が下がっていくなかで、心情の移り変わりを感じ取る今日この頃。