綴る人。

日々の感情を綴る。

心の寒さとともに。

寒い日が続く。雪がちらつく。子供の頃は好きだった。

寒い日が続くと、なんとなく悲しい思い出とかも思い出す。

小学生の時に家族とテーマパークに行って、そこのイメージキャラクターがショーをやっていて、ショーの後に触れ合いタイムみたいのがあった。

今でも全く変わりないけど、その頃の自分はもっと酷い人見知りで、そのキャラクターに自分から近づくとかできなかった。それでも親と一緒に勇気出して行ったけど、行ったとこのキャラが他の子供たちからも人気で、全然気づいてもらえなかった。

やっぱそうだよな人気だもんな、と年齢に似合わず達観してる部分もあったけど、なんで気づいてくれないんだろと悲しい気持ちも強くて、目から涙が出そうになってた。

そしたら別のとこにいた脇役のキャラがウルウル目のちんちくりんに気づいてくれたようで、自分のとこ来てくれて優しくしてくれた。

それがすごく嬉しくて、そのキャラクターのグッズを親におねだりしたんだけど、脇役なもんだからそのキャラ単体のグッズがなかなかなくて、結局買えたのか買えなかったのか覚えてないんだけど、そういうことがあった。

寒い日に限らず突発的にそんな思い出を思い出すこともあるけれど、悲しかったあとで人の優しさに触れられたというか(設定上は人間ではないけど、まあ、中に入ってるのは人間だからそういうことにしとこう)、そんなことを思い出すと、凍えた心がほんの少し、一瞬だけでも暖かくなったような気がして、なんだか冬も悪くないなぁと思うのである。


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