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OS・OB鑑別困難問題(新版)

昨今、巷では「○○問題」や「△△説」などを、独自のインタビューや実験を通して検証するといったテレビ番組が放送されており、しばしばネットニュース等で話題になっているのを見かけることがある。

某人気芸人がMCを務めているバラエティー番組では、その独特な検証手法に対して、「人間倫理の観点から甚だ逸脱している問題行為である」と一部の人々から批判的な意見が寄せられるほど、番組の枠を飛び越え、社会に様々な波紋を呼ぶケースも多く存在している。検証手法に関しては私も「少しやりすぎではないか」と感じることが多々あるが、たった一つの「説」を検証するために時には過剰なほどの情熱が見え隠れするのも事実であり、それを目の当たりにするたびに、探求心とは人間をこうも貪欲にさせるものかと、同時に感心している側面があることは否定できない。

このような「問題」や「説」は、知的生命体である人間が独自の視点から生み出す産物であり、人間という生命体が存在している限り、無尽蔵に産声をあげるものだと私は考えている。

今回記す問題もそのような、人間の産み出す疑問点のひとつである。

 

皆さんは、「おっさんなのかおばはんなのか、どちらか判別がつかない」といった人を今までに一度くらいは見たことがないだろうか。場所はどこでもかまわない。公共交通機関でも商業施設内でも何でもいい。

「おや?この人の性別はどちらなんだろうか?おっさんなの?おばはんなの?どっち!?」と頭を悩ませた経験がないだろうか。

私は、今までに十数回の遭遇経験がある。さらに言えば、以前、別のブログで掲載している内容にはなるが、何度か遭遇した後に自分なりの「鑑別方法」を編み出して、実践したこともある。しかし、いずれの方法も悉く空振り状態。毎度のように巨大な判別迷宮に迷い混んでしまうのであった。今回は自分なりの鑑別方法については割愛させていただくが、その難解さ故に何度も判別することを諦めかけた事もあった。

さて、本題に入ろう。まず、下の表を見てほしい。
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些か得票数が少なく感じられるが、結果は50%と50%のドロー。やはり、現実に「おっさんなのかおばはんなのかわからない」と疑問に感じた人は存在しているのである。

拡大解釈にはなるが、「日本人の2人に1人は、性別が鑑別不能な人」を目にしたことがあるということが示唆される。

続いて、下の表も見てほしい。

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これは、「性別は鑑別不能ではあるが、年齢に関してはある程度の予測をたてられる」という意見と、「性別が鑑別不能で、かつ年齢に関しても予測が困難である」という意見とに分けられるという重要な情報が得られた結果であると考えられる。

 

これら2つの表(合計得票数4票)から、「年齢を重ねるにつれて、何らかの影響で性別の判断が困難になる人が存在する」という結論を導き出すことができる。

 

いずれにせよ、「オッサン(OS)かオバハン(OB)か鑑別が困難な人」は、未だに謎のベールに包まれており、今回の内容は言わば「入口の第一歩」である。

これからもこの問題については、独自の調査を続け、自分なりの鑑別アプローチをかけていきたいと考えている。

 

総評

今回の内容として、一番に悔やむべきは「得票数の少なさ」であろう。

SNSの投票システムを利用しての試みであったが、得票数4票という結果は、私の友人の少なさを露呈してしまった結果といっても過言ではない。また、最初の質問の「はい」「いいえ」の中にもう一つの選択肢「小さいおっさんなら見たことがある」を加えていることで、視覚的な選択肢の多さを強調しようと考えたのだが、表にすると非常にスベッている印象が見受けられ、残念感が拭えない内容になってしまった。

そういった意味では、この「OS・OB鑑別困難問題」は、調査する側の個人的な問題をも惹起してしまうという、危険な問題であることも明らかとなった。

今後も調査、考察を続けていきたい。


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