綴る人。

日々の感情を綴る。

自分らしい感謝と気付き。

早朝に目覚める時、ふいに電車の踏切警笛音が聞こえる。耳を澄ますぐらいでようやく聞こえる程度の音。何気なく聞いていたが、大体の人たちが寝ているこんな時間に電車を運転している人がいるんだなぁと夢うつつにぼんやりと考える。そう思うと、大変な仕事だなぁと思う。

社会人一年目の時に、職場が結構遠くて、それこそ大体の人たちが寝ている時間に電車で通っていた時期がある。こんなことが一生続くのは辛くて嫌だな、車買いたいなぁと思っていた。その時は生活リズムがガラリと変わった事に戸惑いも隠せていなくて、自分の周囲の事に関してなんて考える余裕がなかった。

今は職場も近くなって、精神的な余裕もある程度持てるようになった。

社会人になりたての時には全く気付けていなかったけれど、みんなそれぞれに自分の時間を犠牲にしながら、職場に赴いて、誰かのために仕事をしているんだと、今では思う。そしてそんな人たちのために電車とかバスとかを運転している人たちは、本当に凄いと思う。

そんな凄い人たちと一番距離が近かったはずの電車通勤時代に全然気が付けていなくて、大体の人たちが寝てる時間に寝ぼけ眼でぼんやりと気付く自分に、あー、恥ずかしいくらいに本当に自分らしい気付きだなーと苦笑する。

俯瞰的に物事を見るってこういうことか、と思ってみたりもする。

仕事しているみなさん、いつもありがとうございます。どこから目線なんだよとツッコミを入れたくなる手垢がついたフレーズですが、ちょっぴり頑張れるような勇気を貰えた気がします。


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